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冬に徹底して鍛えるべきはロングパット「真冬にゴルフをするのはバカだ」という人は損してます

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第99回

2024/01/15 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

修行を経て、新たな高みが見えてくる春ゴルフを迎えよう!

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80を切るレベルのゴルフであれば、真冬ゴルフでスコアが悪くなるのはやむを得ないことが多いのですが、90を切るレベル以下であれば、真冬ゴルフでもスコアはあまり悪くならずに済みます。これは、いわゆるコースマネジメントのレベルが違うからです。

凍ったグリーンはボールが跳ねてしまうので、直接グリーンにボールを打つのは御法度です。手前から転がせるのであれば大丈夫ですが、バンカー越えでは迂回ルートをとります。迂回ルートはプラス1というか、ボギールートになっていくのです。

コースマネジメントの基本は、線で攻める攻略ラインです。冬ゴルフはそれを思い出させてくれるのです。

冬ゴルフだからこそ、徹底して鍛えたいのはロングパットです。20ヤード、30ヤード、40ヤード。最も簡単に転がせるパターだからこそ、アプローチにも使います。ラフも薄くなっているので、冬ゴルフであればパターでもタッチを合わせやすいのです。

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僕は冬ゴルフのベテラン伝道師なので、80ヤードぐらいまでパターで距離感を出してグリーンを狙うのは当たり前。ときには、ピンに寄せる成功もあります。40、50ヤードは得意な距離です。徹底的にパターで転がすのだと決めて冬ゴルフを過ごせば、春ゴルフに切り替わったときにゴルフが劇的にやさしく感じますし、実際にベストスコアを狙うようなゴルフが一気に可能になります。

冬ゴルフは修行です。良い修行をしたゴルファーには、春になれば必ずプラスポイントが配布されます。冬にゴルフをするのはバカだという話を聞くたびに、もったいない、と心から思います。自然と背中合わせでプレーできる幸せを感じつつ、リセットするような感覚のゴルフをじっくりと味わえるのは、冬ゴルフの特権だからです。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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