冬に徹底して鍛えるべきはロングパット「真冬にゴルフをするのはバカだ」という人は損してます
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第99回
修行を経て、新たな高みが見えてくる春ゴルフを迎えよう!
80を切るレベルのゴルフであれば、真冬ゴルフでスコアが悪くなるのはやむを得ないことが多いのですが、90を切るレベル以下であれば、真冬ゴルフでもスコアはあまり悪くならずに済みます。これは、いわゆるコースマネジメントのレベルが違うからです。
凍ったグリーンはボールが跳ねてしまうので、直接グリーンにボールを打つのは御法度です。手前から転がせるのであれば大丈夫ですが、バンカー越えでは迂回ルートをとります。迂回ルートはプラス1というか、ボギールートになっていくのです。
コースマネジメントの基本は、線で攻める攻略ラインです。冬ゴルフはそれを思い出させてくれるのです。
冬ゴルフだからこそ、徹底して鍛えたいのはロングパットです。20ヤード、30ヤード、40ヤード。最も簡単に転がせるパターだからこそ、アプローチにも使います。ラフも薄くなっているので、冬ゴルフであればパターでもタッチを合わせやすいのです。
50ヤード以内のアプローチはパターが一番? 大ミスを回避できる「パターでアプローチ」という選択肢
アプローチではウェッジを持つ。当たり前の選択なのだが、パターで転がしてグリーンに乗せる、という選択肢もあってもいいの...
僕は冬ゴルフのベテラン伝道師なので、80ヤードぐらいまでパターで距離感を出してグリーンを狙うのは当たり前。ときには、ピンに寄せる成功もあります。40、50ヤードは得意な距離です。徹底的にパターで転がすのだと決めて冬ゴルフを過ごせば、春ゴルフに切り替わったときにゴルフが劇的にやさしく感じますし、実際にベストスコアを狙うようなゴルフが一気に可能になります。
冬ゴルフは修行です。良い修行をしたゴルファーには、春になれば必ずプラスポイントが配布されます。冬にゴルフをするのはバカだという話を聞くたびに、もったいない、と心から思います。自然と背中合わせでプレーできる幸せを感じつつ、リセットするような感覚のゴルフをじっくりと味わえるのは、冬ゴルフの特権だからです。
冬のグリーンは難しい!ミスパットを減らすには「コロガリが遅いか速いか」の見極めが大事
冬のグリーンは夏とどう違うの? 距離感はどうやって合わせたらいいの? そんな疑問をお持ちの方は多いはず。「冬のグリー...
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
ゴルフスコアの目安|初心者・中級者・上級者・男性・女性の平均
ゴルフスコアの目安ってどれくらいか気になりませんか? たいていのアマチュアゴルファーは「自分のスコアは平均的なのか...
【2024年】パターおすすめ人気ランキング|中古の売れ筋も!
2024年最新のパターおすすめ人気ランキングを発表!ゴルフ初心者・中級者はもちろん、上級者からも人気のパター全20クラブを...
横浜の打ちっぱなし・ゴルフ練習場15選|安い・打ち放題など
この記事では、神奈川県横浜市の打ちっぱなし・ゴルフ練習場のおすすめ施設を紹介! とにかく料金が安い施設や打ち放題が...