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ゴルフ上達関節調律師が解説「スイングが改善するカラダの使い方」|第6回 目かくしゴルフ

2019/10/02 ゴルフサプリ 編集部

「もっとゴルフのスコアを伸ばしたい!」と日々練習を重ね、スイングに悩まれているゴルファーの皆様、スイングの時に骨や関節がどのように動いているか、考えたことはありますか?

実は、体の構造や動かし方の「知識」を得て「意識」して動くことで、スイングが変化し飛距離が伸び、痛みなく楽にクラブを振ることができるようになるのです。

スイングが改善する体の使い方の専門家として、個人サロンで「1回で平均15ヤード飛距離が伸びる施術」を行っている「ゴルフ上達関節調律師」の山本優子さんに、スイング改善のためのエクササイズや、日常生活での体の動かし方について連載でレクチャーしていただきます!

第1回:ゴルフ解剖学
第2回:『胸椎バンザイ』エクササイズ
第3回:『胸椎でんでん』エクササイズ
第4回:『頚椎くるくる』エクササイズ
第5回:『仙骨ごろりん』エクササイズ
第6回:目かくしゴルフ
第7回:少しの「知識」と少しの「意識」で体は変わる!
第8回:脱力を意識する
第9回:呼吸を意識する
第10回:動作の癖を意識する

目をつぶってスイングしたことありますか?

「目かくしゴルフ」が生まれた訳

こんにちは。ゴルフ上達関節調律師の山本優子です。
第1〜5回の記事では、スイング動作に関係する背骨や骨盤の構造、脱力関節調律®に基づいたスイングを改善するためのエクササイズをご紹介してきました。

私のメソッド・脱力関節調律®についてや、ゴルフをする上で知っていただきたい体の構造については「第1回:ゴルフ解剖学」をぜひご覧ください。

今回は、これまでご紹介してきた内容を踏まえて、ゴルファーの皆様におすすめしたい練習法、
「目かくしゴルフ」についてご紹介いたします!

スイングの際に目をつぶってみましょう!

目かくしゴルフ」とは、目をつぶり視界を遮ってスイングする練習法です。
ゴルファーの皆様は、目をつぶってスイングしたことがありますか?

始めに、この練習法を編み出した時のエピソードをご紹介させてください。

初めてゴルフクラブを握ったのは、飲み会後の二次会でシミュレーションゴルフをすることになった時です。
当時ゴルフ経験がなく、クラブの握り方もわからない私は、内心ドキドキでした。
「運動音痴だし、まともに振ってもボールに当たらないから目をつぶって打ってみよう」
と軽い気持ちで目をつぶってスイングしてみました。

すると、クラブヘッドがきちんとボールに当たったのです。
周りの方もびっくりしていましたが、私自身が一番驚きました。

私は確かに目をつぶってスイングしたのですが、投げやりにクラブを振った訳ではありません。
スイング動作で動かすべき体の部分がわかっていたので、骨がきちんと動くように意識してスイングしました。

ひとつひとつの骨の動きを意識します!

目を開けていると、ついボールを打ちたくなって力が入りますし、骨の動きを意識しづらいので目をつぶったのです。
「こんなにうまくいくとは」と自分でも驚き、この日は全て目をつぶってボールを打ったほどです。

目かくしをする理由

目をつぶると、外界の情報がカットされます

目かくし、つまり目をつぶる理由は、ズバリ、「視覚情報をカットすることで体に意識を向けやすくするため」です。

人は外界から得る情報の約8割を視覚から得ると言われています。
スイングの際にボールを見るとどうしても打ちたくなってしまい、無意識にヘッドをボールに合わせようとしてしまいます。
そうすると手先に力が入り、肘や肩の力も抜けず、動くべき部分が動きません。

目をつぶると、外界から入る情報の8割がカットされ、感覚が研ぎ澄まされます。
ボールは動きませんので、ヘッドをアドレスと同じ位置に戻すことができれば、必ずボールに当たります。
体の余計な力が抜けて、動くべき体の部分が動いていれば、良い位置でボールに当たり、よく飛びます。
自分の感覚を高めれば、目を開いていても、つぶっていても関係なく良いスイングができるのです。

その状態になれるように、目をつぶり体の動きを意識してスイングするのは良い練習法だと思います。

「目かくしゴルフ」体験談

スコアが120から102へ

スイング改善でスコアアップを目指そう

私のサロンのお客様の中には、「目かくしゴルフ」の練習法で実際にスコアアップされた方もいらっしゃいます。

もともと、痛みで首が回らないというお悩みで施術を受けにいらっしゃいましたが、ゴルフのご相談も受けるようになりました。
ゴルフを初めて1年、ゴルフスクールにも通われていましたが、スイングが安定せずスコアが伸びない、とのこと。

コーチの指導内容を伺ってみると関節ごとの改善点が多いようです。しかし、その方の各関節の動きが連動していないため、シャドウスイングを拝見すると、各関節の動きがバラバラの状態でした。

なぜ関節の動きが連動できないのでしょうか?
それは、肩、膝、腰などのそれぞれの形、見た目にこだわってスイングをしているからです。
そして、なぜコーチにアドバイスされた動きをした方が良いのかを、ご本人が理解されていないからです。

そこで、人体模型で骨の構造を見てもらいながら、そのようなアドバイスをされている理由について解説しました。そして、体の動きの起点となる部分、仙骨について解説しました。

(スイングにおける仙骨の動きについては、第5回:『仙骨ごろりん』エクササイズの記事もぜひご覧ください。)

仙骨から回旋動作をスタートさせる

スムーズなスイング動作の邪魔をしているのは、無駄な緊張です。
スイング動作の起点となる仙骨から動けば、無駄な緊張をせずに済み、最小限の力で最大限のパフォーマンスを発揮することができます。

目をつぶって骨の並びをイメージし、動きを感じながらスイングしてもらいます。
「目かくしゴルフ」です。
自分の脳からの命令で体は動きますので、体の構造と動きについての知識があれば、脳からの命令はより正確なものになるのです。

「目かくしゴルフ」の練習を実践されて1週間後、前回とは見違えるようにスイングが変化されていました。
まずは、目をつぶり動きをイメージしてスイング、その後、目を開けてスイングしボールを打つ、という流れを繰り返す練習をしてくださったそうです。
思った通りにスイングができるようになり、仙骨の微調整で方向や飛距離もコントロールできるようになったとのことでした。

その翌週のラウンドでは、普段は120前後のスコアが、102というベストスコアを出したという、嬉しいご連絡をいただきました。

「目かくしゴルフ」の練習法

それでは、「目かくしゴルフ」の実践方法をご紹介します!

スイング動作の体の動きをイメージする。体を捻る際に、骨盤の中心の骨、仙骨からスタートして、腰椎、胸椎、頚椎と24個の背骨を順番に旋回させることを意識する。

アドレスをしたら目をつぶって、①の骨の動きを意識しながら脱力してスイングする。ダウンスイングしてからの芝の擦れる感覚、音なども覚えおく

目を開けた時も、目をつぶった時と同じようにイメージしながらスイングする。芝の擦れる音も参考にして、目をつぶった時のスイングと動きのギャップを埋めていく。

●ポイント

目をつぶって実際にボールを打つ場合は、打席の周囲にネットがあるなど、安全な場所で行ってください。
もちろん素振りでも、スイングの精度を上げることは可能です!

実際のラウンドで、地面の状況や勾配によっていつものスイングができない時にもおすすめです。体を正しく動かしてスイングすることに集中することができますので、ぜひ実践してみてください。


監修:ゴルフ上達関節調律師 山本優子(やまもとゆうこ)

1992年生まれ、神奈川県出身。大学で医療と運動指導について学び、柔道整復師と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーを取得。大学卒業後、パーソナルトレーナーなどの経験を経て、脱力関節調律®︎を独自に開発。2018年に個人サロンnaturacaを設立し独立。口コミだけで年間1000件以上の指導実績がある。2019年4月に自著『目かくしゴルフ』を出版し、一般社団法人日本脱力関節調律協会を設立、代表理事に就任。

naturaca

一般社団法人日本脱力関節調律協会

取材・編集/ゴルフサプリ編集部 坂本緑


ゴルフ上達関節調律師が解説「スイングが改善するカラダの使い方」

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関連リンク
第1回:ゴルフ解剖学
第2回:『胸椎バンザイ』エクササイズ
第3回:『胸椎でんでん』エクササイズ
第4回:『頚椎くるくる』エクササイズ
第5回:『仙骨ごろりん』エクササイズ
第6回:目かくしゴルフ
第7回:少しの「知識」と少しの「意識」で体は変わる!
第8回:脱力を意識する
第9回:呼吸を意識する
第10回:動作の癖を意識する

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