ゴルフのベストシーズンに100切り目指すなら、ウッドを持つな！一生思い出に残る秋にしよう！
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話｜第16話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確（なとり・たしか）です。
秋めいてきてゴルフベストシーズン！素晴らしい青空とカラッとした空気。朝晩少し涼しさを感じつつ、夏の暑さを思い出しながらコースに出て、みんな言うのは「気持ちいいですね～」本当に最高です。
そんな時期だからこそ、ベストスコアを狙うのは当然！特に100切り・90切りなど、節目の数字を狙う人にとってはもってこいのシーズンです。そこで私がおススメするのはウッドを持たないという選択です！
練習してないことをやろうとしない
私のインドアゴルフスタジオの生徒さんが、レッスンではなく自主練をしているときに練習しているクラブを見るとほぼアイアンorドライバー。屋外の練習場でも、聞こえてくるのはドライバーの金属音がメイン。やっぱりみんな飛ばすということが好きなんだなと感じることが多いですね。
同じ金属音でも、フェアウェイウッドを練習している人ってほとんど見ません！フェアウェイウッドは打っても数球。オマケの存在です。
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それなのに、なぜかコースに行くとセカンドでウッドを持つ人が多い。めちゃくちゃ不思議です。残り200ヤードをフェアウェイウッドで乗せに行く人がいかに多いことか。残り200ヤードをキッチリ乗せられる確率、測ってみた方が良いですよね。
100切りしていない人が、残り200ヤードでグリーンに乗せる確率は恐らく10％あれば良いところでしょう。160ヤードだって、恐らくアイアンじゃ打ち切れないからUT等を持つことになると思いますが、それが乗る確率だって30％も行かないでしょう。
あ～こんなこと言っているとすごいイヤミな奴みたいだけど…練習してないならウッドなんて使わないで≪一番練習しているクラブを持ちなさい≫って言いたい！皆さん、一番練習しているクラブって何でしょうか？！
多分、7番アイアン・9番アイアンそのあたりではないですか？！昔は、アイアンセットは4番～PWがスタンダードだったので、その中間が7番アイアンなので、7番でまずは練習というのが定番になっているように思います。私も初心者の頃は、7番ばっかり持って練習した覚えがあります。
アスリート上がりなど、飛ばす能力がある方は100切りしていなくても7番で150ヤード飛ばすこともあると思いますが、普通の100切り目指すゴルファーは7番で130ヤード行けば十分のはず。「フルショットで完璧に当たれば」ではなく、コースで実際に打てる距離で考えてくださいね。
仮に380ヤードのPAR4があったとします。ティーショットはドライバーで200ヤード前後。残り距離が180ヤードの時にウッドを持つのではなくて、130ヤード刻んで残り50ヤードにしたほうが絶対に3打目で乗る可能性高いです！
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ハザードはグリーン周りにある
刻んで残り50ヤードにすると、恐らく周りにハザードもなく普通にフェアウェイの平らな所であることが多いはずです。
グリーンの周りは基本的にハザードが多いもの。バンカーに囲まれている・深いラフがある・傾斜が強い・OBが近いetc…プレーヤーを苦しめる罠はグリーン周りに必ずと言っていいほどあるものです。もちろんそれはゲーム性を高めるのに必須のものだから、悪いことじゃないですね。
リスクを取って攻めた結果、そのリスクをしっかり越えられればバーディーというご褒美をもらえる可能性があるのだから、僕らはグリーンを狙うショットを打てるようになるように練習を頑張るわけです。
残り50ヤードはまだリスクを取ったと言えない距離。だから次もそんなに難しいことはない。PWで腰から腰のハーフショット位で、ちょうど乗るくらいの距離。初心者の頃スイング作りのために、何度もやらされたであろうハーフショットの距離です！
まだハザードを超えないといけないとはいえ180ヤードをしっかり打たなくてはならないのとはわけが違うので、ミスの可能性は大分少ないはずですよね。
ポイントなのは、2打目を普段打っている7番アイアンで普通に130ヤード気持ちよく打っていることです。そうすると3打目に向かう気持ちも凄く楽になっているはず。
多少当たりが悪くて70ヤード残っていたとしてもそれ位なら、なんとでも対応ができます。なんせフェアウェイにいるはずだから。そこから3打目が寄ればPARだって取れる！
アゴの高いバンカーや、強い下り傾斜のラフなど普段まったく練習しないシチュエーションで3打目となればミスがミスを呼ぶ可能性は圧倒的に高まります。あっという間にダボ・トリなんてことは良くある話のはずです。
ウッドはアプローチに自信を持ってから
私が習っていたコーチに初めてレッスンを受けた時、最初にアプローチを数球打ったところで言われたのが「フェアウェイウッド苦手でしょ」でした。思いっきりフェアウェイウッドに苦手意識があったのですごく驚きました。そして、もうひとつ「前上がりのショット打てないでしょ」と。
いや～まさにその通りで、さすがコーチ！と、心酔したのをよく覚えています。
ウッドが打てないのは、いわゆる手打ちでタメのないスイングだったからです。前上がりを打てないのは左手でクラブをコントロールせず右手で振るから、どうしてもクラブの先端が前に落ちてしまうので前上がりはダフるんですね。
それからアプローチ練習は、だいぶやりました。コーチに「アプローチはもう片手シングルだね」と言われ、左手一本でもスピンの効いたアプローチが打てるようになったころから、自然とフェアウェイウッドも打てるようになってきた気がします。
フェースコントロールがある程度は自在にできるようになってきたと思えるレベルになると、フェアウェイウッドも芯を食った当たりが出るようになります。逆に、そこまではウッドは怖い。ミスと隣合せだから、よっぽど調子いい時しか持てませんでした。
さぁ！ゴルフベストシーズンにはもう突入しているんだから、今からそんな練習は無理です！すぐウッドをやめてアイアンを持ちましょう！今そして、オールボギーなら90、9ホールダボでも99なんだから、刻みに刻んで100切り達成してください。
練習しているクラブなら、皆さん絶対にナイスショットできます！7番アイアンを手に、自分を信じて、練習場のナイスショットを思い出して軽く振り抜いてください。7番アイアンの高さで白球が飛んでいくの、キレイですよね～。
スコアカードには数字しか書きません。刻んでボギー、とか書かないんだから恥ずかしくもなんともないですよ。プレーの後日、仲間に聞かれるのは「こないだいくつで回ったの？」だけです。刻もうが何しようが、堂々と「100切り達成！」と言えれば、2022秋は一生思い出に残ることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました！
文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ（ペンネーム）
世田谷区在住。世田谷区喜多見で＜ゴルフのある人生を共に歩もう＞をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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