現役・女子プロからの的確なアドバイスに感激した若き日の「金無いのにゴルフやってるオヤジ」
金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第21話
以前に20代のときに100切り戦略を考え、その戦略で初の100切りをした話を書きました。
その数ヶ月前に、女子の現役のツアープロのレッスンを受けたことがあります。
そのレッスンで、ピンポイントでドンピシャなアドバイスをもらい、ツアープロのすごみを感じました。
今回は、その話をしたいと思います。
ドライバーはナシ！3W+アイアン7本+パターの9本で100切りは達成できるのか？
まだ「金無いのにゴルフやってるオヤジ」になる前の20代の時の話です。 生涯通算11ラウンドで、人生初の100切りを達成しまし...
たまたまコースレッスン会のポスターを見かけた
「金無いのにゴルフやってるオヤジ」とは？
金無いのにゴルフやってるオヤジ、と申します。50代のおっさんです。 スコアも通常100前後という完全なアベレージゴルファー...
「金無いのにゴルフやってるオヤジ」が20代の時に、100切りたくて躍起になって、練習場でボールを打ちまくっていたころの話です。当時、通っていた練習場の掲示板にこの練習場が主催するコースレッスン会の参加者募集のポスターが貼ってあるのを目にしました。
コースレッスン会には、当時20代の若手で女子ツアー1勝のKプロも来て、指導をしてくれるとのこと。ツアープロからレッスンを受けられる機会はなかなかありません。
ツアープロに100を切れない自分のスイングを見てもらい、なにかアドバイスをいただきたいと思いました。それに加えて、しばしばこのコラムでも書いているミーハー心もあり、安くはありませんでしたがコースレッスン会に参加することにしたのです。
いよいよ当日。コースレッスン会の会場に到着
当日、コースレッスン会の会場のゴルフコースに到着しました。練習場に行くと、トーナメントのテレビ放送で何度か見ているKプロがいらっしゃるじゃありませんか！ミーハー心もあり当然、レッスンの順番待ちの列に並びました。
並んだ列から見ていると、プロは数打席を順番に指導しています。順番待ちの人も多いので、指導は一人5球くらい。指導が終わった人は、打席から退出して次の人に替わる。そんな流れでした。
20分くらい待つと打席が空きました。プロが回って来る前に、ウォーミングアップをしておかなければと、ストレッチをしてボールを打ち始めました。
その日はなぜか調子よく、6番アイアンでダフリもトップもせずに、パチン、パチンとボールのゴムをクリーンに弾く音が響きます。ボールも真っ直ぐ飛んでいます。
「調子良すぎて、指導するところが無くなっちゃうんじゃないの？」と少々、心配になりました。
ツアープロの前でフルショットする若き「金無いのにゴルフやってるオヤジ」
そしてKプロは、隣の打席の指導が終わり、ついに私の打席に来たのです。
「よ、よろしくお願いします！」と緊張しまくりの若き「金無いのにゴルフやってるオヤジ」（当時まだ独身）。
そして、プロの前で6番アイアンをフルショットすると、普段の練習でも一度も見たことも無いような左への引っ掛け球。「あれ？」と言いつつ、さっきまでは調子良かったのに！と焦りながら次も打つと同じ球。
ここで、プロの指導が入りました。「下半身の回転が速すぎます。もう少し右足を上げるのを粘って打ってみてもらえますか？」それを意識すると、パチンといい音がして真っ直ぐ飛びました。
次の打球も同じで、自分の中ではベストショットと言っていい打球です。プロに「いい音していますね。」と褒めてもらいました。
ひと目、私のスイングを見ただけでピンポイントでドンピシャなアドバイスができるとは！と、ツアープロの凄みを感じました。もう一球打っても同じナイスショット！それを見たプロは「もう、大丈夫ですね。」と言うと、次の打席に移動しようとしました。
スイングのアドバイスをもらう「金無いのにゴルフやってるオヤジ」
私は立ち去ろうとするプロに、慌てて質問しました。「すみません。私、バックスイングがオーバースイングになってしまうのですが、どうしたら直りますか？」
当時、ドライバーのような長いものだけではなく、6番アイアンでもシャフトが垂直に近いくらいに垂れるようなトップをしていました。イメージとしては、今の横峯さくらプロのスイングをさらにもう少しオーバースイングにしたくらいです。
今後、上達していく上ではこれは直さなくてはならないものと思っていました。このオーバースイングを直すのに何かいいアドバイスを、ツアープロから聞ければと思ったのです。
すると、Kプロはテークバックする動作をしつつ、「テークバックのときに体がしっかり回っているので、そのままでいいと思います。」Kプロの言葉に、スイングの迷いが無くなりました。
スイングそのままで100切りを目指していいんです！（拡大解釈か？）。
そして、そのアドバイスに感激した私は「ありがとうございました！」と、Kプロに深々一礼したのです。
Q.オーバースイングが治りません A.胸が回らないと、腕の運動量が大きくなります
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その後、オーバースイングはどうなった？
この数ヶ月後に、以前の記事に書いたように100切りを達成し、さらにその後、結婚してゴルフを辞めるまで、Kプロの前で披露したオーバースイングのままでした。
そして、初期の記事に書いたように14年のブランクの後にゴルフに復帰した時にも、スイングは変わらずオーバースイングのままでした。
しかし、復帰して5年くらいたった時、若いときならともかく、いい歳したオヤジが、シャフトが垂直に垂れるくらいのオーバースイングで打っているのを周りから見たら、飛ばそうとムキになって振っているオヤジに見えるではないかとの雑念が生じました。
ちょうどそのころ、ショットの調子も悪かったこともあり、これを機にと自力でオーバースイングを修正してしまったのです。
今年観戦に行った伊藤園レディスで、横峯さくらプロのスイングを間近に見ることができました。
そのときに「オーバースイング、カッコいいな。修正しない方が良かったかも。」と、当時のKプロとのやりとりを思い出しながら、少々後悔の念が入り混じる、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」なのでした。（完）
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■金無いのにゴルフやってるオヤジ（ペンネーム）
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。
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