ゴルフトゥデイ編集長が当時を振り返る

当時の編集長による取材の裏話はPart1をご覧ください。
【30年前】グリーンの読み方完全マスター術|プロのテクニック&ギア Part.1

創刊第2号の記事内容を覗いてみよう

30年前のゴルフトゥデイ創刊号の実際の記事内容です。あくまでも過去のもので、現在は販売終了しているものも多数あります。30年前の文章、写真をご覧いただいてコンテンツとして楽しんでいただければと思います。

湯原 信光プロ NOBUMITSU YUHARA

ボールの位置はスタンス中央が基本

【Stroke】ボールの位置やスタンスは変わる
「最初はキャッシュインで始めたんですが、中学時代にピンパターに替えました。以来、ずっと使っているので、
ピンタイプのどこがいいというよりはこのパターに一番慣れているんです」

湯原プロがパッティングで強調するのは「自分がイメージしたラインに対して、いかにヘッドを真っ直ぐ出していくか」ということ。ボールの位置やスタンスの幅などにはあまりこだわらない。

「ボクはいま、ボールを体の真ん中に置いていますが、これもいずれは変わってきます。まず、ヘッドを真っ直ぐに出すこと。真っ直ぐ出せなくなれば、どのようにすればいいのか。それをそのときどきで工夫しているのです」

パッティングはカンに頼る部分が多いので、何よりもフィーリングを大切にしているという。

Grip & Gear

左手人差し指を伸ばしたオーバーラッピンググリップ

右手の小指を薬指と中指の間にかけて、オーバーラッピングで握っているのが特徴。左手の人差し指を伸ばして、両手の一体感が出るようにグリップしている。

中学時代から愛用しているというピン・アンサー

種類
ピンタイプ
メーカー
ピン・アンサー

ヘッドに鉛を貼って、バランスを調整。ジュニア時代から使用しているパターで見るからに年輪を感じさせる。

藤木 三郎プロ SABURO FUJIKI

前かがみになりすぎずに自然に立つ

【Stroke】ラインによりテークバックを区別
「パッティングのときは両手を開き気味にしてグリップしています。そのほうが手首がしっかり固定するのです。遠くへ飛ばすわけではないので、このような握り方でもストローク中にゆるむようなことはありません」

また、ショットのときのように両手をかぶせてグリップしていると、どちらかの手に力が入った場合にかぶった動きが出てきてしまうという。

「打ち方はストレートに上げて、ストレートに下ろすのが基本です。ただし、フックラインはややインサイドに、スライスラインはややアウトサイドに引いています」

ラインによってヘッドを引き分けておくと、たとえミスをしてフックラインをプッシュしたり、スライスラインをひっかけたりした場合にも、ボールがプロサイドに残る利点がある。

Grip & Gear

両手ともにやや開いて握っているのが特徴

逆オーバーラッピングで、両手ともやや開いて握っているのが特徴。グリップがゆるまないように、左手3本、右手2本にギュッと力を入れて、ショットのときと同じ強さで握っている。

クラブはすべてホンマ パターもヒロホンマFE8032

種類
ピンタイプ
メーカー
ホンマ・ヒロホンマFE8032

「ピンタイプが最もスムーズにストロークできる」ので使用している。

芹沢 信雄プロ NOBUO SERIZAWA

アドレスではリラックスを心がける

【Stroke】バックとフォローの大きさ同じに
「バックスイングとフォロースルーの大きさが同じになるように注意しています。あとは、悩まずにきれいなスイングをすることです」

ドライバーからカップインさせようと思っているプレーヤーはいない。カップに近づけば近づくほど、カップに入れたいと思うから、プレッシャーがかかったり、悩んだりする。

「本来、パッティングは本能で打つものです。悩めば手が動かなくなるので、技術的には難しく考えないようにしています。ボクはスタンスの幅やボールの位置なども自然に変わっていきます」

大切なことは、いかに狙ったところに打つかである。とくにプレッシャーがかかってくると自然に体に力が入ってくる。技術面よりは、むしろリラックスして打つ方が重要だ。

Grip & Gear

左手の甲をライン方向に 右手の甲をライン後方にセット

右手の親指をパターのグリップに真上から添えているのが特徴。逆オーバーラッピングで握って、左手の甲をライン方向に、右手の甲をライン後方に合わせてグリップしている。

ストロークタイプのパッティングにはピンがいいという

種類
ピンタイプ
メーカー
ピン・アンサー

ストローク式で打つプレーヤーには使いやすい。しかも、ワイドスポットなので心理的にも安心感を与えてくれる。

丸山 智弘プロ TOMOHIRO MARUYAMA

アドレスでつくった両腕の五角形が大切

【Stroke】スライスならインパクトで止める
「打ちそこないをなくすためにインパクトをしっかり取るようにしています。インパクトのイメージをつくっておかないと打つことを忘れてしまうんです」

インパクトの強弱で距離感を調節しないから、タップ式の打ち方ではない。距離感はあくまでテークバックの大きさで決める。インパクトの感触を大切にしているのは、いつも同じイメージでボールをヒットしたいからだという。

「フォロースルーのことはあまり考えません。フックラインでヘッドを右に出したいときはフォロースルーをとりますが、スライスラインでヘッドを右に出してはいけないときは、むしろストロークを止めてしまいます」

大切なのはインパクトでボールをヒットする感触。これが強くなれば引っかけたりする原因になる。

Grip & Gear

両手を少し開いて握っている逆オーバーラッピング

左手をややウイーク、右手をややストロンググリップにして、両手を少し開いて握っている。逆オーバーラッピングを除けば、指の当て方などは基本的にはショットのときと変わらない。

スイートエリアが広いピンタイプは安心感があるという

種類
ピンタイプ
メーカー
ホンマ・ヒロホンマCB8032

トウとヒールに重量が分散しているので、スイートエリアが広い。

中村 忠夫プロ TADAO NAKAMURA

あくまでも手首を使わないようにしている

【Stroke】ロングは距離感、ショートは方向性
「12年ぐらい前から使っているんですが、いろいろ替えては、結局、このパターに戻ってくるんです」

ヘッドが小さいと強く打たないと転がらないイメージがある。強く打とうとすると、どうしても手首を使ってしまいがちだ。

「このパターはヘッドもドライバーに似ているし、上げて下ろすだけで転がるという感じがするんです。そこがいいんです」
ロングパットとショートパットでは打ち方や考え方も違う。

「ロングパットのときに方向にとらわれすぎると距離感を忘れてしまいます。ショートパットの、しかも絶対に入れたいときだけ方向を優先させます」

方向を重視すると、手首を使いがちになる。パッティングはあくまでストロークで打ちたいと中村プロはいう。

Grip & Gear

右手人差し指をグリップに添える逆オーバーラッピング

逆オーバーラッピングで握って、右手の人差し指をグリップに添えるような形で伸ばしているのが特徴。ストロークを柔らかく出すためにグリップとパターの一体感を大切にしている。

12年前から使っているというかまぼこタイプ

種類
かまぼこタイプ
メーカー
国産・不明 ワンパット・インターナショナル

ヘッドが大きいので、パチンと打たなくてもきちんと転がる安定感がある。

渡辺 司プロ TSUKASA WATANABE

手先で打たないようにグリップは強く握る

【Stroke】ストローク中はスピードを同じに
「バックスイングでヘッドを上げるスピードと、ダウンスイングで下ろすスピードを変えないように注意しています」

ストロークの間中、ヘッドのスピードが変わらなければ、いつも同じリズムとタイミングで打てる。

「初心者でも素振りならば、同じスピードで振れるんです。ところが、ボールがあると、カップに入れたいという意識が働くので、手先で自分の意思とは違うことをしてしまうのです」

渡辺プロは手先で打たないように指先の感覚を殺している。とくに左手は敏感であってはいけない。

「テークバックで動きの主導権をとるのは左手です。左手が敏感だと、スタート時の静から動へのきっかけをつかむときに左手に余計な動きが入ってしまうのです」という。

Grip & Gear

左手の人差し指を伸ばして右手のグリップは添えるように

「手先の感覚でボールをヒットしたくない」ので、できる限り指先の感覚を殺すような握り方をしている。左手の人差し指を伸ばして、右手のグリップに添えるようにしているのが特徴。

次々と新しいパターに替えるがタイプはピンが多い

種類
かまぼこタイプ
メーカー
ピン・アンサー

これまでに使ったパターは30本以上。いま、残っているのは、約20本。現在のパターは昨年9月から使用している。

ゴルフトゥデイ創刊600号企画とは

ゴルフトゥデイ600号企画
ゴルフトゥデイ創刊号当時の編集長が語る思い出話も是非読んでみてくださいね。

ゴルフトゥデイ創刊600号企画一覧へ

ゴルフトゥデイ2022年6月号・通巻600号


【ゴルフトゥデイ・バックナンバー 一覧】



いまどきツアーをデータ斬り!


Part.1(前回)へ

シリーズ一覧へ