【30年前】グリーンの読み方完全マスター術|プロのテクニック&ギア Part.2
ゴルフトゥデイ創刊600号企画
ゴルフトゥデイ創刊号をゴルフサプリでご紹介する企画。30年前にゴルフトゥデイに掲載された「グリーンの読み方完全マスター術|プロのテクニック&ギア」を12名の写真付きでゴルフサプリでもご紹介。当時の編集長のコメントとともにお届けします。
GOLF TODAY本誌 創刊第4号/42~43ページより
ゴルフトゥデイ編集長が当時を振り返る
当時の編集長による取材の裏話はPart1をご覧ください。
【30年前】グリーンの読み方完全マスター術|プロのテクニック&ギア Part.1
創刊第2号の記事内容を覗いてみよう
30年前のゴルフトゥデイ創刊号の実際の記事内容です。あくまでも過去のもので、現在は販売終了しているものも多数あります。30年前の文章、写真をご覧いただいてコンテンツとして楽しんでいただければと思います。
湯原 信光プロ NOBUMITSU YUHARA
ボールの位置はスタンス中央が基本
【Stroke】ボールの位置やスタンスは変わる
「最初はキャッシュインで始めたんですが、中学時代にピンパターに替えました。以来、ずっと使っているので、
ピンタイプのどこがいいというよりはこのパターに一番慣れているんです」
湯原プロがパッティングで強調するのは「自分がイメージしたラインに対して、いかにヘッドを真っ直ぐ出していくか」ということ。ボールの位置やスタンスの幅などにはあまりこだわらない。
「ボクはいま、ボールを体の真ん中に置いていますが、これもいずれは変わってきます。まず、ヘッドを真っ直ぐに出すこと。真っ直ぐ出せなくなれば、どのようにすればいいのか。それをそのときどきで工夫しているのです」
パッティングはカンに頼る部分が多いので、何よりもフィーリングを大切にしているという。
Grip & Gear
左手人差し指を伸ばしたオーバーラッピンググリップ
右手の小指を薬指と中指の間にかけて、オーバーラッピングで握っているのが特徴。左手の人差し指を伸ばして、両手の一体感が出るようにグリップしている。
中学時代から愛用しているというピン・アンサー
種類
ピンタイプ
メーカー
ピン・アンサー
ヘッドに鉛を貼って、バランスを調整。ジュニア時代から使用しているパターで見るからに年輪を感じさせる。
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藤木 三郎プロ SABURO FUJIKI
前かがみになりすぎずに自然に立つ
【Stroke】ラインによりテークバックを区別
「パッティングのときは両手を開き気味にしてグリップしています。そのほうが手首がしっかり固定するのです。遠くへ飛ばすわけではないので、このような握り方でもストローク中にゆるむようなことはありません」
また、ショットのときのように両手をかぶせてグリップしていると、どちらかの手に力が入った場合にかぶった動きが出てきてしまうという。
「打ち方はストレートに上げて、ストレートに下ろすのが基本です。ただし、フックラインはややインサイドに、スライスラインはややアウトサイドに引いています」
ラインによってヘッドを引き分けておくと、たとえミスをしてフックラインをプッシュしたり、スライスラインをひっかけたりした場合にも、ボールがプロサイドに残る利点がある。
Grip & Gear
両手ともにやや開いて握っているのが特徴
逆オーバーラッピングで、両手ともやや開いて握っているのが特徴。グリップがゆるまないように、左手3本、右手2本にギュッと力を入れて、ショットのときと同じ強さで握っている。
クラブはすべてホンマ パターもヒロホンマFE8032
種類
ピンタイプ
メーカー
ホンマ・ヒロホンマFE8032
「ピンタイプが最もスムーズにストロークできる」ので使用している。
パター打ち方の基本とコツ|正しい握り方・構え方・振り方を解説
この記事ではパターの打ち方の基本について解説します。スコアメイクをするうえでもっとも重要とされるのがショートゲームで...
芹沢 信雄プロ NOBUO SERIZAWA
アドレスではリラックスを心がける
【Stroke】バックとフォローの大きさ同じに
「バックスイングとフォロースルーの大きさが同じになるように注意しています。あとは、悩まずにきれいなスイングをすることです」
ドライバーからカップインさせようと思っているプレーヤーはいない。カップに近づけば近づくほど、カップに入れたいと思うから、プレッシャーがかかったり、悩んだりする。
「本来、パッティングは本能で打つものです。悩めば手が動かなくなるので、技術的には難しく考えないようにしています。ボクはスタンスの幅やボールの位置なども自然に変わっていきます」
大切なことは、いかに狙ったところに打つかである。とくにプレッシャーがかかってくると自然に体に力が入ってくる。技術面よりは、むしろリラックスして打つ方が重要だ。
Grip & Gear
左手の甲をライン方向に 右手の甲をライン後方にセット
右手の親指をパターのグリップに真上から添えているのが特徴。逆オーバーラッピングで握って、左手の甲をライン方向に、右手の甲をライン後方に合わせてグリップしている。
ストロークタイプのパッティングにはピンがいいという
種類
ピンタイプ
メーカー
ピン・アンサー
ストローク式で打つプレーヤーには使いやすい。しかも、ワイドスポットなので心理的にも安心感を与えてくれる。
【2024年】ゴルフ練習器具おすすめ20選|自宅練習でゴルフ上達!
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丸山 智弘プロ TOMOHIRO MARUYAMA
アドレスでつくった両腕の五角形が大切
【Stroke】スライスならインパクトで止める
「打ちそこないをなくすためにインパクトをしっかり取るようにしています。インパクトのイメージをつくっておかないと打つことを忘れてしまうんです」
インパクトの強弱で距離感を調節しないから、タップ式の打ち方ではない。距離感はあくまでテークバックの大きさで決める。インパクトの感触を大切にしているのは、いつも同じイメージでボールをヒットしたいからだという。
「フォロースルーのことはあまり考えません。フックラインでヘッドを右に出したいときはフォロースルーをとりますが、スライスラインでヘッドを右に出してはいけないときは、むしろストロークを止めてしまいます」
大切なのはインパクトでボールをヒットする感触。これが強くなれば引っかけたりする原因になる。
Grip & Gear
両手を少し開いて握っている逆オーバーラッピング
左手をややウイーク、右手をややストロンググリップにして、両手を少し開いて握っている。逆オーバーラッピングを除けば、指の当て方などは基本的にはショットのときと変わらない。
スイートエリアが広いピンタイプは安心感があるという
種類
ピンタイプ
メーカー
ホンマ・ヒロホンマCB8032
トウとヒールに重量が分散しているので、スイートエリアが広い。
【パター傾斜対応】スライスラインで緩まない打ち方を日下部光隆が解説
アマチュアが苦手とする傾斜にかかるパットの攻略の秘訣を、パット名人の日下部光隆が教える連載。第4回目の「スライス傾斜」...
中村 忠夫プロ TADAO NAKAMURA
あくまでも手首を使わないようにしている
【Stroke】ロングは距離感、ショートは方向性
「12年ぐらい前から使っているんですが、いろいろ替えては、結局、このパターに戻ってくるんです」
ヘッドが小さいと強く打たないと転がらないイメージがある。強く打とうとすると、どうしても手首を使ってしまいがちだ。
「このパターはヘッドもドライバーに似ているし、上げて下ろすだけで転がるという感じがするんです。そこがいいんです」
ロングパットとショートパットでは打ち方や考え方も違う。
「ロングパットのときに方向にとらわれすぎると距離感を忘れてしまいます。ショートパットの、しかも絶対に入れたいときだけ方向を優先させます」
方向を重視すると、手首を使いがちになる。パッティングはあくまでストロークで打ちたいと中村プロはいう。
Grip & Gear
右手人差し指をグリップに添える逆オーバーラッピング
逆オーバーラッピングで握って、右手の人差し指をグリップに添えるような形で伸ばしているのが特徴。ストロークを柔らかく出すためにグリップとパターの一体感を大切にしている。
12年前から使っているというかまぼこタイプ
種類
かまぼこタイプ
メーカー
国産・不明 ワンパット・インターナショナル
ヘッドが大きいので、パチンと打たなくてもきちんと転がる安定感がある。
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渡辺 司プロ TSUKASA WATANABE
手先で打たないようにグリップは強く握る
【Stroke】ストローク中はスピードを同じに
「バックスイングでヘッドを上げるスピードと、ダウンスイングで下ろすスピードを変えないように注意しています」
ストロークの間中、ヘッドのスピードが変わらなければ、いつも同じリズムとタイミングで打てる。
「初心者でも素振りならば、同じスピードで振れるんです。ところが、ボールがあると、カップに入れたいという意識が働くので、手先で自分の意思とは違うことをしてしまうのです」
渡辺プロは手先で打たないように指先の感覚を殺している。とくに左手は敏感であってはいけない。
「テークバックで動きの主導権をとるのは左手です。左手が敏感だと、スタート時の静から動へのきっかけをつかむときに左手に余計な動きが入ってしまうのです」という。
Grip & Gear
左手の人差し指を伸ばして右手のグリップは添えるように
「手先の感覚でボールをヒットしたくない」ので、できる限り指先の感覚を殺すような握り方をしている。左手の人差し指を伸ばして、右手のグリップに添えるようにしているのが特徴。
次々と新しいパターに替えるがタイプはピンが多い
種類
かまぼこタイプ
メーカー
ピン・アンサー
これまでに使ったパターは30本以上。いま、残っているのは、約20本。現在のパターは昨年9月から使用している。
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