ドライバーショットの観戦スポットを探す

11番ホールで河本力プロのスーパーアイアンショットを目の前で目撃した「金無いのにゴルフやってるオヤジ」は次の刺激を求め、松山プロの組に付いていくのをやめてコース内を放浪し始めました。

飛ばし屋の集うPGAツアー。やはりドライバーショットを間近で見たいですよね。なにか良い観戦スポットはないかとコース内を放浪しているうちに、6番ホール587ヤードPar5にやって来ました。

右ドッグレッグで、ドッグレッグの内側が池というなんとも難しそうなホールです。ティーから150ヤードくらいのところにあるフォトエリアからドッグレッグしている方向の写真を撮りましたが、池と林の間の狭いフェアウェイをドライバーで狙わないといけないという過酷なホールです。

しかし、このホールはティーイングエリアの左側がカート道で、1-Dayチケットでもティーイングエリアのすぐそばまで行けます。しかも、他のホールよりティーイングエリアが狭いので、選手も近い。
ちなみにティーイングエリアの右側はフロントローシートになっています。

左側の場合、ショットする選手の背中しか見えませんが、右ドッグレッグなので左側の方が打球を追いやすいというところもあります。そこで、この6番ホールのティーイングエリアの左側で、定点観察することにしたのです。そして、そこにあのプロが登場するのです。

PGAツアー飛ばし屋No.1のドライバーショット

6番ホールのティーイングエリアの左側で定点観察していると、キャメロン・チャンプ選手がやって来ました。昨シーズンのPGAツアーで、ドライビングディスタンス1位、平均飛距離321.4ヤードの超飛ばし屋だけあって、追っかけのギャラリーもそれなりにいます。

そして、その組のティーショットが始まりました。トム・ホーギー選手、マーティン・レアード選手の二人とも、絶妙な軽いフェードでフェアウェイをとらえます。「ひゃー、上手いなぁ」と思っていると、ギャラリーも拍手しつつ、「上手い!」とか言っています。

そして、いよいよキャメロン・チャンプ選手の登場です。キャディが左側で見ている私たちに、もう少し下がってくださいと合図します。
私たちが少々下がると、キャメロン・チャンプ選手が、ティーイングエリアの左端にティーアップしました。思い切って右ドッグレッグのショートカットを狙うようです。

そして、私のすぐ前で、ドライバーのマン振り!次の瞬間、私は「右だ!やっちまった!」と思いました。打球は狙いより右に出たように見えました。そしてボールはすぐに曇天に吸い込まれて見えなくなりました。

ギャラリーの皆さんも私と同じように思ったのか、「右、行った」と言った人もいて、拍手もパラパラとしかありません。前の二人とは対照的なギャラリーの反応でした。

ボールの行方が気になる「金無いのにゴルフやってるオヤジ」

キャメロン・チャンプ選手の打球がどこに行ったのか気になり、定点観察の6番ホールのティーイングエリアを離れて、その組に付いて行きました。

選手たちは歩くのが早いので、先に行ってしまいましたが、急いで追いかけると、キャメロン・チャンプ選手とキャディーがフェアウェイ左に立っていて、白いボールがあるのを見えました。ナイスショットだった前の2人より50ヤードくらい前に出ています。さらに右を狙えば、完全に池越えしてもっと前に出たかもしれません。

ちなみに本大会の紹介動画によれば、池越えには316ヤードのキャリーが必要です。尋常でない飛距離です。そのキャメロン・チャンプ選手、2オンを狙わないプロも多いホールで、セカンドショットはアイアンでした。

異次元のショットに驚きつつも、このホール面白いなと6番ホールをうろうろしていると、最終組一つ前の堀川未来夢プロの組が来たので、そろそろ先に進もうと、その組にくっ付いていくことにしました。

アプローチも尋常じゃないPGAツアープロ

この6番ホール、堀川プロの組の3人は、キャメロン・チャンプ選手のように2オンは狙わず、第2打をウッドで前進して、第3打勝負でした。堀川プロの第3打はフルショットでしたが、他の2人はフェアウェイから50~60ヤードのアプローチです。

先にウィンダム・クラーク選手が打ちましたが、「球、低っ!」
ウェッジで打っているのに、弾道が低い。そして、着地して2バウンド目で、キュキュッとブレーキがかかります。次に打つシュテファン・イエーガー選手も同様で、キュキュッとピンの左1メートルに止まりました。あっさりバーディー。

自分がこの距離のアプローチをすると、ウェッジのロフトなりに、だらしなく球が上がって、まったくスピンが掛からず、ボールが落ちてからゴロゴロ転がるのですが、あの低くてスピンの効いたアプローチってどうやって打つんですかね?

スピンだけではありません。次の7番ホール167ヤードPar3ですが、ウィンダム・クラーク選手がティーショットをグリーン左のラフに外しました。グリーンエッジまで3メートルくらいで、エッジからピンまでも3メートルくらい。

ギャラリーが少なかったので、このアプローチをすぐ目の前で見ることにしたのですが、これが完全なダルマ落とし!「失敗だ!」と私は思ったのですが、ふわっと上がったボールがエッジから20センチくらいのグリーン面に落ち、そこからトロトロと転がって、ピンそば20センチに!

敢えてダルマ落としで勢いを殺していたのでした。それが完全にコントロールされていて、狙い通りに落として寄せて、難なくパーセーブ。さすがトッププロ。豪快なショットだけでなく、小技の上手さも常人離れしていました。

そんなこんなで、トッププロが繰り出す技を楽しみつつ、最終組の最終ホールまで、飽きずにツアー観戦することができました。

観戦を終えても興奮冷めやらぬ「金無いのにゴルフやってるオヤジ」

ミーハー心が発端で観戦したZOZOチャンピオンシップですが、河本プロの一撃からミーハー心を満たすことより、刺激を求める観戦になりました。刺激を求めるなら、選手に近いところで観戦できるフロントローシートやエキサイティングゾーンの高いチケットの方が適していると思いますが、1-Dayチケットでも思いのほか楽しむことができました。

それにしても、こんなに近くでトッププロのスーパープレーを見ることができるスポーツはゴルフくらいではないでしょうか?野球やサッカーはスタジアムの観客席からしかプロのプレーを見ることができません。野球のプロが自分の目の前でホームランを打ってくれるということはないのです。

いい歳したオヤジになって、ツアー観戦の面白さを初めて認識した次第です。

以上が、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」のZOZOチャンピオンシップ観戦記となります。人生の初のツアー観戦に興奮して長々と書いてしまいました。

今回の観戦、今後の自分のプレーに対して何か参考になったのかと聞かれると、ちょっと微妙です。なにしろ、レベルが違い過ぎるので。

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■金無いのにゴルフやってるオヤジ(ペンネーム)
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。


【金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし】

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