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ヨコシン(横田真一)と小技は遊びながら上手くなる vol.4

2020/01/31 ゴルフサプリ 編集部

子供の野球やサッカーのように、大人がやるゴルフも“遊び感覚”で覚えることが上達への近道だ。
奇才・ヨコシン(横田真一)のショートゲームにおける“遊びの流儀”を大公開!

横田真一

1972年生まれ。
ツアー2勝。専修大学卒業。順天大学医学部研究科の都内の修士号を取得。
自ら監修の都内の練習場『YOKOTA GOLF BASE』では、レッシュ4スタンス理論に基づくタイプ別レッスンを行っている。

ヨコシン(横田真一)と小技は遊びながら上手くなる|『林の中』で遊んでみる

林に入ったらダボかトリって…何とかしたいよね

林に入ると、横に出すだけでボギー、ダフればダボ、空振りしたらトリプル。
アマチュアが大叩きをする要注意ポイントだ。

スタート前に、わざわざ林の中に行ってトラブルショットの練習してる奴なんて見たこと無いし。
いつ練習すればいいの?

林からのトラブルショットのコツはコンパクトに打つこと

─『林の中で遊ぶ』って、かくれんぼですか? 懐かしいですね。

横田 林の中に入ったら、そんなに楽しんでられないでしょ。

─確かに。林の中に入ったら、ダボやトリは覚悟ですからね。

横田 林の中で一番困るには、木の幹にボールがくっついてしまい、『背面打ち』や『左打ち』でチョイ出しするしかないときですよね。コレってやったことが無いからミスするわけだから、普段から練習しておけば大叩きはだいぶ減りますよ。

─飛ばないやわらかいボールで室内で遊びながらできますもんね。じゃあ、コツを教えて下さい。

横田 『背面打ち』は、ボールの近くに立ってクラブを短く持ち、腕をダランと垂らして構える。打ち方のポイントは、あまり大振りしないことで、振り上げる腕はせいぜい腰か肩の高さくらいに。意識してボールに当てにいこうとするとワキが空いて軌道がブレて空振りになったりするので、ダウンスイングはクラブの重量で落下させ、自然にボールにコンタクトをさせる、コレだけです。『左打ち』はかなりのハンドファーストに構えて、コンパクトに、そしてダウンブローに打つこと、コッチもコレだけです。

─割と簡単に遊べそうですね。家でやってみたいと思います!

今回の遊びは部屋で『背面打ち』。

クラブはコンパクトに上げて

距離を出さなくていい林からの左打ちは室内での練習にうってつけ。
バックスイングは腰か肩くらいの高さに収まるようにコンパクトにする。



クラブの重みで落とすだけ

腰の高さからクラブを腕とヘッドの重みだけで落下させ、インパクトで手首や腕の力を使わず、落下の勢いと力で打っていく。

腕は体のスレスレを通っているでしょ。

腕に余分な力を入れず振り子のように腕とクラブを振ると、クラブが体の近くを通りヘッドが構えた所に戻ってくる。

ワキが空くとミスが出るよ

ボールに当てたいという意識が働くと腕に余分な力が入りヒジが浮いてワキが空き、軌道が不安定になり空振りなどのミスが出やすい。

ヨコシン(横田真一)と遊んで分かったこと|トラブルショットの構えは『垂直』

ゴルフにまつわる“遊び”にヨコシンがレッスンを加えて小技を学ぶこの連載。
今回は、林の中のトラブルショットの打ち方をゲット!

ヘッドと地面の『垂直関係』を意識して振ってみよう!

地面に垂直に構えたクラブを振り子運動で戻してくる

横田 背面打ちは、肩・ヒジ、シャフト、ヘッドが『棒』のように直線上に並び、構えたときにこの棒が地面と垂直になります。この棒を、インパクトで再び地面に垂直に当てられれば、ボールに確実にヒットして林からは簡単に脱出できます。

─でも、林からの脱出で必ずミスをするのはなんでですか?

横田 意識してボールに当てようとすると、ヒジが曲がり『棒』が途中で折れて地面に垂直の状態で当たらなくなる。木の根っこのようなシビアなライや、木の間を抜くショットでは、こういった少しのズレが命取りになります。そこで前頁でいったように、クラブをヘッドの重さだけで落とせれば、インパクトでクラブは地面に対して垂直の状態に戻ってきます。

─左打ちの場合は?

横田 普通に構えるとトゥ側のヒール部分が鋭角的に地面に接地するので、突っかってダフる可能性が高くなります。
じゃあどうしたらいいかというと、左打ちの場合はアイアンヘッドのトゥの部分を接地させるように構えます。
イメージとしては、アイアンのフェース面の溝が地面に対して『垂直』なるように構え、インパクトでそれを再現するようにしてください。そうすれば、地面に突っかかることもないし、方向性もブレないのでトラブルからの脱出は確実にできます。

腕とクラブが『地面と垂直』になるように構える

アドレスで、肩・腕・シャフト・ヘッドまでが一直線上に並び、地面と垂直になるように、ボールの近くに立つ。

振り子で正確にヒットできる

上げた腕とクラブを自然に落下させることで、振り子のようにヘッドが軌道をズレることなく戻ってくる。

こんな状況でも背面打ちが使えるよ

普通に打つと足場はバンカーの中になり、前上がりのライでグリーンを狙うには微妙な加減が必要になる。
こんな時は背面打ちを選択してみよう。

カラーにキャリーするイメージで

ボールの近くに立ち、腕をダランとさせ、大振りしないように上げて下ろすだけ。
多少ラフが深くても大丈夫です。

左打ちはハンドファーストに構えて上から下に振る

フェースを左上の写真のように垂直に立てるために、かなりのハンドファストに構える。
これだけハンドファーストにするとダウンブローになるのでダフラない。

左打ちでは、トゥ側を下にしてフェースを立ててハンドファーストに構えます。こうして構えることで、フェースが目標に対して真っすぐに向き、打球がブレず、林からの脱出が確実になります(上)。

右打ちのクラブを左打ちのために『普通』に構えるとフェース面が被り、ダフリやすいし、右に飛びやすい(下)。

ヨコシン(横田真一)コラム|アプローチは指先にある『脳』でイメージをして打つ。

アプローチで『感じを出して打つ』という表現をしますよね。人間の体の中で一番器用な部分は恐らく指先です。多くのプロはプローチを打つ時に、この指先の感覚を大事にして打っているのです。

ジャンボ尾崎さんは以前、「指先に脳がある」という表現をしていましたが、僕なりに解釈をすると、頭の脳で考えるのではなく、指先にある脳(感覚)に意識を集なんだと思います。林の中からのショットは、腕とクラブを一直線にして手首を使わない打ち方をするとしても、意識を指先の『脳』に集中させることで微妙なコントロールや距離感を出しているわけです。

GOLF TODAY本誌 No.562 132~135ページより


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●vol.3:<刃で打つ>で遊んでみる
●vol.4:<林の中>で遊んでみる
●vol.5:<砂場>で遊んでみる
●vol.6:荒れた<砂場>で遊ぶ
●vol.7:<激スピン>で遊ぶ
●vol.8:<モノマネ>で遊ぶ
●vol.9:<クラブを替えて>遊ぶ
●vol.10:<傾けて>遊ぶ
●vol.11:ピンを<差して>遊ぶ
●vol.12:ピンを<トラックマン>で遊ぶ

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