1. TOP メニュー
  2. スコアに効く
  3. 練習方法
  4. ゴルフ新理論「グラビティメソッド」|トッププロのスイングから上下、左右、前後の分離を学ぶ

ゴルフ新理論「グラビティメソッド」|トッププロのスイングから上下、左右、前後の分離を学ぶ

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season2 第5回

2020/03/24 ゴルフサプリ 編集部

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。
基礎編を終え、いよいよ今月から実践編がスタート!

大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。

トッププロのスイングから上下、左右、前後の分離を学ぶ

前回はバスケットボールを例に、カラダを分離して動かすことを紹介したが、今回はプロの中でも分離動作がうまいリッキー・ファウラーのスイングを例に、より具体的に分離動作を説明する。

リッキー・ファウラーは、カラダを分離するお手本

カラダの部位が上下・左右・前後に分離して動作することで、動作は安定し、パワーが生まれます。これは人間のカラダの構造に由来するものなので、どのスポーツでも適用できる話です。

その分離動作のお手本と言えるのが、リッキー・ファウラーのスイングです。体格的にはそれほど恵まれてはいないものの、しっかりした下半身の土台の上でバランス良くスイングして、大柄な選手に負けないパワーを生み出しているところは見習いたいものです。

例えば「上下の分離」とは、上半身と下半身が別方向に動くこと。上下の分離動作ができないと、いわゆる捻転差は生まれません。力が生まれないだけでなく、スエーなどの原因にもなります。ファウラーはインパクトで上体は開かずにタテ回転、下半身はそれに連動するようにヨコ回転しています。同様に「左右の分離」、「前後の分離」もスイング中のバランスを保つには必要な動きです。

分離というと、動きをバラバラにするかのように聞こえますが、実は同方向に揃う動きのほうが、軸が倒れやすく、不安定になるのです。プロのスイングを見るとき、そんなカラダの分離動作にも注目してみてください。

上下の分離

スイング中、 上半身と下半身は、 別の動きをする

インパクトからフォローにかけては、上半身と下半身を分離して動かすことで、スイングが安定し、パワーを生むことができる。上半身の左サイドが切り上がっているのに対し、下半身は横回転している。

タテに動く上半身に対して、下半身はヨコに回転している

  • 上半身(左サイド)がタテに切り上がる(伸展)のに連動して、左ヒザは伸ばされて、骨盤(腰)は回転する。

  • 上半身と下半身の動きが分離せず、同一方向に動いてしまうと、パワーが生まれず、バランスも悪くなる。

左右の分離

左サイドは縮み、右サイドは伸びる。分離が行われたバックスイング

右サイドと左サイドが別の動きをすることで、バランス良くパワーが溜まっているファウラーのトップ。捻転は分離動作がなければ生まれないのだ。
  • テークバックで左腕は下、右腕は上方向に動くと、下半身が安定して、捻転差が生まれる。

  • 右手と左手が揃って、同じ方向に動いてしまうと、下半身は流れてしまいやすく、スイングのバランスが崩れる。

前後の分離

クラブは前に上半身は後ろに。前後の分離で前傾が保たれる

切り返しで、カラダがボールから遠ざかるように動くファウラー。頭がやや右に移動しているのがわかる。これは、前にいこうとするクラブの遠心力に対抗し、バランスを取ろうとして生じる動き。
  • 前に向かおうとするクラブの遠心力に対して、カラダはボールから遠ざかるような力でカウンターを入れることで、バランスが保たれる。

  • アマチュアの多くは、ダウンスイングで上体が前に突っ込みがち。ヘッドスピードは上がらず、ダフリなどのミスもでやすい。

GOLF TODAY本誌 No.569 78〜79ページより


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season2―

 第4回(前回)へ 第6回(次回)へ

【シリーズ一覧】カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season2―
第1回 “杉原輝雄ドリル”で究極の安定を体感する!
第2回 “かめはめ波ドリル”で飛距離アップ!
第3回 “グーチョキパードリル”でクラブの使い方を習得する!
第4回 上下、左右、前後を分離してバランスをキープする
第5回 トッププロのスイングから上下、左右、前後の分離を学ぶ
第6回 基本はパッティングにあり!ゴルフクラブの特性を理解する
第7回 ゴルフは三次元振り子フェースは自然に開閉する
第8回 クラブの特性を理解して、「閉→開→閉」をマスターする
第9回 クラブの「テコ」が使えると、ゴルフは簡単になる
第10回 ダウンスイングの「テコ」がヘッドを走らせる!
Season1へ

関連記事