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自分に合わせた ゴルフクラブ の意外な弊害とは?

【ゴルフトレンドウォッチャー】コヤマカズヒロのYouTubeをチラ見せ!

2022/04/28 ゴルフサプリ編集部

ゴルフクラブ

各種ゴルフメディアはもちろんYouTuberとしても活躍中のゴルフトレンドウォッチャー、コヤマ・カズヒロ氏の人気YouTubeチャンネル「コヤマカズヒロのYouTube【ゴルフトレンドウォッチャー】」を記事化!
ゴルフ業界の旬なネタ、ゴルフ経験値が高まりそうな話、ギア関連のマニアックな話などなど。コヤマ・カズヒロ氏の一人語りをチラッとお見せします!

アンダースペックのクラブでも上手く打てる理由とは

スペック

今回は、自分にばっちり合うクラブは意外と弊害があるんじゃないか、という話をしたいと思います。もちろん自分に合うクラブを選ぶ必要があるということは前提で、その上でちょっとこういう落とし穴がありますよ、という話です。

少し前に、プロギアのLSシリーズという、どちらかというとシニア向け、ヘッドスピードが40m/s前後、もしくはそれより少し下ぐらいの人をターゲットにしたクラブの試打ラウンドに行ったんですね。野村タケオさん、ゴルフフィールズの小倉さんと一緒に実際にラウンドしながら試打をしたんです。

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このクラブは、ぼくも含めて全員にとってはるかにアンダースペックなんですよ。いつも自分が使ってるクラブよりも軽いし、つかまり度合いは大きいし、もちろんシャフトも軟らかい。本来であれば全然使えないクラブです。

じゃあ打てないかというとそんなことはなく、みんななかなかいいゴルフをしていました。
なんでこんなことが起きるのかというと、理由は3つあります。

理由その1

プロギアのLSシリーズと3レングスの05アイアンを打ったんですけど、そのバランスがなかなか良かった、ということです。対象ゴルファーは40m/s弱ぐらいの人をターゲットにしていても、実際にはある程度幅広い層に使えるような仕様になっているんです。

その逆で、いわゆるピーキーな「この人にしか合わない」という仕様もありますけど、プロギアの場合はみんなに使える、オーソドックスな仕様になっていたということが理由のひとつだ思います。

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理由その2

いいスイングだとあんまりクラブを選ばない、ということです。クラブ軌道が安定している人は、あんまりクラブを選ばなくて済む傾向があります。

クラブ軌道というのは、オンプレーンが0だとしたら、たとえばアウトサイドイン3度とか4度、インサイドアウト3度、というようなクラブの通り道のことです。それが3度以内ぐらいで安定している人は、そんなにクラブを選ばなくても済むんですね。

ちょっとボール位置を変えるだけである程度対応できてしまうというところがあります。

『試打るTV』で、「石井プロはアンダースペックのクラブをなんであんなに打ちこなせるんですか」というようなコメントをよくいただきます。石井プロも、もちろんそのクラブに合わせてそのクラブのしなり感やクラブ挙動を感じて、それに合わせて打っているんです。

一方で、プロはやっぱりクラブパスが安定しているので、ほとんどのプロはアンダースペックだろうとハードスペックだろうと、わりと苦もなく打てるんです。気持ちよくポテンシャルが発揮できるかというとそれは別ですけど、そんな側面があります。

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理由その3

ぼくも含めて野村さんも小倉さんも試打慣れしている、ということです。職業柄、いろんなクラブを打つことにある程度慣れている人間なんですよ。自分に合うクラブじゃなく、たとえば軽いクラブだったり重いクラブだったり、軟らかいクラブだったり、ものすごくつかまるクラブだったり。

あるいはプロモデルのようなシャープなクラブだったり。シャフトも先調子、中調子、手元調子などいろんなシャフトがありますよね。そういういろんなクラブを仕事柄よく打つ機会があるので、ある程度合わせて打ててしまうんですね。

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必要なのは「クラブ特性を感じてクラブを操る技術を身に付けること」 

コヤマカズヒロ

たぶん人それぞれ違うと思うんですけど、「ちょっとこれ普通に打つと左に行くな」と思ったら、ちょっとカットに入れてみたり、ちょっとテンポを変えたり、ダウンスイングからのリリースの感じをちょっと変える、といような技をみんな何かしら持っていて、そのクラブの特性に応じて合わせられるんです。

自分が気持ちよく打つと左に行ったり右に行ったりするクラブも、ちょっと上手く合わせてナイスショット風に打つことができるんですよ。これは、スイング中に調整する能力に長けてるということなんです。

もちろんそれで最高のパフォーマンス、最高のポテンシャルが出るわけではないんですけど、傍から見る分には十分いいゴルフになるわけです。一般的に言うと、試打して自分がいつも使ってるクラブと全然特性が違うと、まったく打てないということがあると思います。なんか相性の悪いクラブってありますよね。

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試打でいろんなスペックのクラブを打ってるうちに、ボロボロに、バラバラになってしまうことがあります。クラブを持った瞬間にその特性で人間はどうしても反応してしまうんですね。重いものと軽いものを同じようには振れなし、ヘッドが大きいものと小さいものも同じように振れないんです。

クラブが変わることによって別の動きを自然としてしまうものなんですね。自分が振りやすい、自分が当てやすいクラブ、それが自分に合ったクラブということになるんですけど、全然合わないクラブを打つと、それに慣れたり合わせる技術がだんだん身に付いていきます。

たとえばちょっとつかまりを逃がして打ったり、ちょっとつかまえて打ったり、ヘッドスピードを変えてちょっとゆっくりめで打ったり、クラブの特性を感じてそのクラブを上手く操る技術、クラブを上手く使ってボールをコントロールするということが学べるんです。

これは、ゴルフが上手いということでもあります。クラブを上手く扱えるということがゴルフが上手いということであるならば、クラブ使いが上手いからクラブの特性を感じて上手く打つことができると言えるんですね。

「そんな技量必要なの?」と思われるかもしれないですけど、たとえば、ラウンドしてるといつも同じ球はやっぱり打てないですよね。その日によって「なんか今日は球がつかまらないな」「なんかちょっと左に行くな」と、コースでもいろいろ調子があると思うんです。

そんなときに、ちょっとつかまえたりちょっと逃がしたり、そういう現場の調整力という技術が必要になるわけです。大なり小なり上手い人は、そのような調整をラウンド中にやってるんじゃないかなと思います。

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ばっちり結果が出るクラブよりもマージンのあるクラブを選ぶほうがよい

マージン

多くの人たちは自分に合うクラブ、結果がいいクラブを求めています。それ自体は間違いじゃないし、より自分に合うものを追及していかなきゃいけないわけですけど、一方で、ばっちり自分に合うものを追及しすぎると案外上手くいかないんじゃないかなと思うんです。

スイング中の調整力が磨かれないんじゃないかな、というところがあります。マージンがない、ということですね。一般的なアマチュアゴルファーの場合、そのクラブに合わせたり操作するということをあまりしないんです。

フィッティングの現場では、自分がその日100%で打ったときに合うクラブというのを選びがちです。80%の力で打ってみたときに結果がガラッと変わってしまう、急に右に行き始める、それではやっぱり困るわけです。

そういうちょっとした違いで球がばらついたりすると、その性能のことを「ちょっとピーキーだね」、なんて表現したりしますよね。あんまりピーキーすぎるとそのクラブは扱いにくくなります。

例えるなら、サイズがピッタリでスリムに見えるズボンみたいなものです。ピタッと決まってシュッと絞って、歩いてると足が長く見えるしカッコよく見えるんだけど、ちょっと食べ過ぎてお腹が出るとファスナーが上がらない、みたいな(笑)

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かっちり決まりすぎるとちょっとしたスイングの違いや体調の違いで対応ができなくなったりするんですね。ちょっと太るともう着れない、というようなことが起こるわけです。

なので、フィッティングするときも多少マージンをとってある程度結果がまとまるようなクラブを選ぶほうが、コースでの結果はいいんじゃないかなと思います。その日その時にバッチリ結果が出るクラブを選んでしまうよりも、8割の力で打って、10割の力で打って。

いろいろ打ってもなんとなく結果がまとまるものを選ぶ方がコースではいい結果になるだろうと思うんです。どうしてもクラブ選びは直接的な答えを求める人がすごく多いです。

だけど本当の答えというのはわりと曖昧模糊としているので、視野を広げてあんまりセオリー通りにいかず、あんまり結果を求めすぎず、俯瞰で見ていただけると、またちょっと違った景色が見えるんじゃないかな、というお話でした。

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「まったく違う特性のクラブを打つことでクラブを操るスキルが養われる」ということをさらに詳しく話しています。
ぜひ動画をチェックしてみてください!

コヤマカズヒロ

児山和弘。1974年生まれ。学生時代には富士桜カントリークラブなどでアルバイトを経験。中古ゴルフFCチェーン「ゴルフパートナー」の立ち上げに参加、以後、ゴルフ業界に。2005年に「39ゴルフ」(アーリーバードゴルフ)設立。用品販売を行いつつ、オリジナルブランド製品を開発。2012年、フリーに転身し、ゴルフ用品からツアー情報まで、幅広く執筆するゴルフライターとしてゴルフトゥデイやゴルフサプリといった各種ゴルフメディアなどを通じて活動を開始。2013年、オウンドメディアの運営代行業を主業務とするメディアライトを設立。2018年にはYoutubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」を開設。


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