ドライバー販売ランキング1位になった300ミニドライバー
今回は、「ドライバーだけがなぜか苦手、どうもうまくいかない」という人のために、ドライバーの成功確率を上げる方法を紹介しようと思います。
先日、 「試打るTV」で300ミニドライバー(2021)の動画をあげたんですけど、あげた瞬間に10万視聴を超えるぐらいすごく人気になったんです。ドライバーでもアンアンでもなく、いわゆるメインストリームじゃないカテゴリーで注目されるのはおもしろいなと思ったんですね。
そうしたら、発売初週になんと300ミニドライバーがドライバーの販売ランキングでダントツの1位になったんです。ぼくも販売実績を見てびっくりしました。SIM2のシリーズやEPICのシリーズ、G425といういわゆる人気のドライバーよりも300ミニドライバーが一番売れていたんです。
要するに、ゴルファーのミニドライバーへの関心が人気のドライバー以上に高くて、発売した瞬間にみんなが買うという状況があったわけです。これは今までになかったことだと思います。
ドライバーがうまくいかない理由は、その特性にあります
これだけ300ミニドライバーという、300ccのティーショットギアに関心が高いということは、やっぱりドライバーが苦手な人が多いんじゃないかなと思うんです。
「300ミニドライバーだったらひょっとしたら打てるんじゃないか、ちょっと飛距離が落ちるかもしれないけどこっちのほうが振りやすいんじゃないか」と思った人が多かったんじゃないかなと思うんですね。
現代はドライバーだけが極端に特性が違います。他のクラブより明らかに長くて大きいんです。例えばスプーンが170cc、180ccくらいであるにもかかわらず、その一つ上の番手のドライバーは460ccもある。
しかも扁平で後ろに長い形状になっていて、慣性モーメントが大きくヘッドの重心位置が遠い所にある。そうするとシャフトにかかる負荷はすごく大きくなるんです。
そして、シャフトは他のクラブよりも長くて軟らかいので、ヘッドの挙動が大きく動きやすく、当てにくいんです。タイミングも合いにくいし当てにくいという側面があるので、ドライバーだけが苦手、もしくはアイアンはいいんだけどドライバーがだめ、ドライバーはいいんだけどアイアンはだめ、ということがよく起きます。
ドライバーがどうもうまく打てない、やさしくなったはずなのにどうも難しい、苦手だという状況は、ドライバーの特性上の理由があってのことなんです。
「ドライバーがどうしてもうまくいきません、苦手です」というコメントをよくいただきます。日によって右にも左にも行くし、チョロもある。そんな人がどうも多いみたいなんですね。
ドライバーを苦手にしている人に何が起きているのかというと、ドライバーを構えた瞬間に他のクラブと違うことをしている、ということなんです。長さがあるので、ボールを左寄りに置きますよね。それだけでちょっと右肩が前に出たり体が開きすぎたり、ちょっと詰まったり伸び上がったり、そういう短いクラブでは起きていなかったこと、もしくは起きてもそんなに問題にならなかったことがドライバーでは強調されてミスをする、というケースが多いです。
先日、視聴者 「すごく期待して300ミニドライバーを試打してみたんだけどうまくいかなかったです」
というリプライをいただいたんです。それは、たぶん300ミニドライバーでもやっぱりアイアンと同じスイングができずに違う動きをしていることがミスにつながってるのかなと予想されます。
300ミニドライバーのような、小さく短くして振りやすくしたティーショットギアを使って良くなればそれはそれでいいと思うんです。面白いアイデアだなと思います。一方で、それはいわば事前の策でもあるわけです。
理想を言うのであれば、現代のドライバーもビシビシ打てて、その性能を活かして飛距離を出せればそれにこしたことはないですよね。その上でミニドライバーを入れて置きにいくティーショットで使う、という方が理想です。
ドライバーを安定させるコツ
- ボール位置を確認してそれを安定させる
- 球筋を固定すること
- 打つ前に弾道のイメージをもつ
ボール位置を確認してそれを安定させる
一般的に、ボール位置はスタンスの真ん中ではなくて、よく左かかと線上の前とか言いますよね。そこにピタッと構えられればいいんですけど、ちょっと右肩が出やすくなったり右肩が下がったりしやすいんです。右手が下でグリップするわけですから当然なんですよね。
それ自体は間違いじゃないんですけど、それがインパクトで伸び上がったり引っぱったり、思わぬ動きになってしまいがちなんです。
例えばティーイングエリアだと前上がりだったり、ちょっと打ち上げになっていたりすることも多いですし、そのホールの狭さやドッグレッグなどのロケーションに対して真っ直ぐ構えにくいんです。
ボールが真ん中にあれば三角形をイメージして向きやすいんですけど、左脇の前ぐらいにあるのでうまく動けずにアドレスした瞬間に「ちょっと変だな、なんか気持ち悪いな」と思いながら構えたりすることでミスを誘発しやすくなります。
同じように構えられない、目標に対してきちんと向けない。これは、長くてボール位置がかなり左寄りにあるドライバーにありがちなことだと思います。
ドライバーショットをうまく打つ、安定させるコツはバランスを保つこと、そしていつも同じアドレスをすることです。そこでボール位置が重要になってくるんですね。練習場でボール位置をいつもチェックして、それがコースでも再現できるようにクセをつけておくということが大事なんです。
球筋を固定すること
ドローでもフェードでもいいんですけど、自分の持つ球筋をある程度固定するということです。ほとんどのゴルファーはインサイド傾向かアウトサイド傾向のどちらかに分かれます。
どんなにボールが散らばって、どんなにあちこちに飛んでもその傾向は変わることはないです。インサイドアウトで振ってる人が急にアウトサイドインになったり、アウトサイドインに振ってる人が急にインサイドアウトになるということはあんまりないんです。
基本的にはインサイドアウトの人はフック系、ドロー系を持ち球にして、アウトサイドインの人はスライス系、フェード系を持ち球にした方が明らかに安定すると思います。それを決めて打ち続けることで、ロケーションやプレッシャーに強くなるんです。
そして同じ球が打てるようになるし、イメージも湧きやすく、安定するのでコースの中に残りやすい攻め方になります。
いつも同じ綺麗なフェード、ドローを打つ必要はないんですよ。なんとなく「プッシュでもいいや、ドローでもいいや」という幅を持たせておいて、結果的にフェアウェイに多く残るような持ち球を持つのがいいんじゃないかと思うんですね。
真っ直ぐ打とうとすると、どうしてもプッシュしたり引っ掛けたりいろんな球が出やすいので、ちょっと難しいかもしれないですけど、球筋を固定するということにトライしてみてください。
打つ前に弾道のイメージをもつ
弾道をイメージしながらアドレスをする、ということです。アドレスもくずれにくく、球筋をイメージして構えるとスイングもそれっぽく動きますし、なんとなくスムーズに動きやすいです。
この3つは独立してるわけではなく、3つ合わせて1つの取り組みです。球筋を決めるためにはボール位置は決まってないとダメなんです。打ち分けようと思ったらちょっとボールを左に置いたり右に置いたりするんですけど、基本的には球の位置・球筋を決めることで同じような球が出ます。それができるとなんとなく弾道イメージができるんです。
イメージが湧いてそれに合わせて体を動かす方が、局所的に手首の形など細かくいろいろ考えるよりは体がスムーズに動きやすいという気がします。もちろんスイングを改善したりクラブを工夫したりいろいろあると思うんですけど、特にボール位置は即効性があるので、ちょっと試してもらえるといいかなと思います。
まとめ
現代のドライバーは曲がらなくてスピンも自然に減って、打ち出しが高くキャリーが出る、といいことばっかりなわけです。なので、なんとか現代の最新のドライバーの恩恵を受けて飛距離を出したり安定したティーショットをしたいですね。そうすれば、長尺ドライバーで飛ばして、ティーショットで置くときは300ミニを使うという戦略ももっと活きる気がします。
お役に立てるかどうか分かりませんが、今回紹介したような方法などを上手く使ってドライバーを使いこなしていただければいいなと思っています。
ぼくのコースの攻め方の話や、ドライバー用のスイッチがあったほうが結果がいいんじゃないかという話もしています。
気になる方はぜひ動画をチェックしてみてください!
コヤマカズヒロ
2012年、フリーに転身し、ゴルフ用品からツアー情報まで、幅広く執筆するゴルフライターとしてゴルフトゥデイやゴルフサプリといった各種ゴルフメディアなどを通じて活動を開始。2018年にはYouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」を開設。1974年生まれ。




