トップアマのゴルフ練習法|自分の悪いクセをスマホでチェック
長年スイングを見てもらった師匠の引退後は、もっぱらセルフチェックで調子を維持してきた竹原洋行さん。自分のスイングを客観的に見るためにスマホの動画撮影機能をフルに活用している。
GOLF TODAY本誌 No.581/113ページより
竹原洋行さん
(たけはら ひろゆき)
1971年3月28日生まれ。神奈川県出身。2017年「神奈川県ミッドアマ」優勝、19年「日本ミッドアマ」41位タイ。ドライバー平均飛距離260ヤード。ベストスコア65。
ショットを安定させる 3つのチェックポイント
動画を見れば 自分の調子が一目瞭然
バックスイングで左肩がしっかり入っていればオーケー。
ショットの調子がよくないときは大抵自分でも気付かないうちに悪いクセが出ているもの。そこで、練習するとき普段から打席の後方にスマートフォンを置いて自分のスイングの動画を撮るようにしています。
チェックポイントはアドレスとダウンスイングで前傾角がキープできているかどうか。ラクをしようとするとアドレスの立ち方が後傾になったり、ダウンスイングで体が起き上がったりして、体とボールの距離を一定に保てません。
もう一つのポイントはトップの高さです。ぼくは横振りを意識していますが、疲れてくるとどうしても手でクラブを上げてしまって縦振りになりがち。バックスイングで左肩をしっかり回すことができず、ダウンスイングでも手打ちになって軽い球しか打てなくなります。胸が後ろを向き、クラブが耳の後ろに上がっているかどうかを動画チェックします。
竹原流曲げないテク
ゆっくりとクラブを上げる
テークバックが速いと手を使いがち。ゆっくり上げれば体とクラブを一緒に動かせる。
スコアアップアイテム
スマートフォン
スマホスタンド
動画ならスイング中の体の使い方も確認しやすい。
得意クラブ:ドライバー
「大事なのは力まないこと。前傾角が乱れなければそんなに曲がりません」
練習回数:週1〜2回(60球)
「各番手4〜5球ずつ。1球ごとに目標を変えるなどなるべく実戦に近い練習を心がけています」
ラウンド数:年60回
「接待ゴルフのときもただ漫然とプレーするのではなく、何か一つはテーマを見つけて帰ります」
過去1年のベスト&ワーストスコア
2020年7月 68 富里CC(プライベート)
「パターにはまったく期待していませんが、ドライバーさえよければいいスコアが出ます」
2020年7月 83 ブリックアンドウッドクラブ(プライベート)
「ティショットでOBを打ってしまいました。やはりドライバーが大事と痛感しました」
協力/大江グランドゴルフ
※アマチュアにはボランティアで協力していただいています。
【シリーズ一覧】
●ドライバーとウェッジの2本でフックを矯正
●サンダルを履いてナイスショットを打つ
●ぐにゃぐにゃシャフトでヒッカケグセを矯正
●ウォーミングアップを兼ねた一石二鳥のショートスイング
●ショートスイングでアーリーリリースを解消!
●ウェッジ1本練習すれば全番手がよくなる!
●フィニッシュからフィニッシュまでの素振りを繰り返す
●SWを練習するだけでドライバーの曲がりが激減
●練習効果を高めるためにも事前のストレッチが大切!
●低くなりがちなトップの高さを鏡でチェック
●寄せの確率を上げる片手打ちドリル
●自分の悪いクセを スマホでチェック
●壁際で素振りをして スイングプレーンを修正