1. TOP メニュー
  2. HOTニュース
  3. 国内ニュース
  4. 「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.3

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.3

2019/12/15 ゴルフサプリ 編集部

男子ツアー最終戦、日本シリーズJTカップは石川遼がプレーオフでブラッド・ケネディを下して生涯獲得賞金最年少10億円突破を果たした。実はこのプレーオフ、データ的には戦う前から石川が圧倒的優位だった。その理由とは!?

最終戦、石川遼のプレーオフ勝利は、データどおりの展開!?

日本シリーズJTカップのプレーオフは3ホール目で石川がバーディーパットを決めて雄叫びをあげた。シーズンを締めくくるにふさわしい劇的な幕切れに遼君ファンはしびれたことだろう。

72ホール目で石川がボギーを叩いた時点では流れは先にホールアウトしていたケネディに向いたと思った方がいるかもしれないが、実はその逆。石川に分があったのである。

ポイントは最終日のスタート順にある。ケネディは最終組の3組前、石川は1組前だった。日本ゴルフツアー機構が発足した1999年以降、このように異なる組でプレーした2人によるプレーオフは今回を含めて43回ある。その内訳は後ろの組でプレーしていた選手の28勝15敗。勝率に換算すれば65.1%で、ほぼ3分の2は後ろの組の選手が勝つという結果なのだ。

女子はどうかというと、同じく1999年以降で調べると後ろの組の勝率が61.1%。男子ほどではないにせよ、明らかな傾向が出ている。

理由は、待っている選手はメンタルのコントロールが難しいとか、後から上がったほうがそのままのテンションでプレーオフに入りやすいとか、さまざま考えられるが、推測の域は出ない。いずれにせよ、プレーオフになった場合は本選でのスタート順に注目してみるのも面白い。

石川遼のプレーオフ成績

大会 勝敗 相手
09年日本オープン 小田龍一、今野康晴
10年フジサンケイクラシック 薗田峻輔
11年とおとうみ浜松オープン 小林正則
14年セガサミーカップ 小田孔明
18年日本シリーズJTカップ 小平智、黄重坤
19年日本プロ 黄重坤
19年日本シリーズJTカップ B・ケネディ



文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。



「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断

 Part2(前回)へ Part4(次回)へ

【シリーズ一覧】
●Vol.1女子ツアーの世代別優勝者数に異変!?
●Vol.2黄金世代のシード入りが“ケタ違い”!
●Vol.3最終戦、石川遼のプレーオフ勝利は、データどおりの展開!?
●Vol.4鈴木愛が2年ぶり賞金女王に。実は史上最大の逆転劇だった!
●Vol.5プレジデンツカップの米国選抜は、史上最強の布陣だった!
●Vol.6若手有望株! 稲見が女子ツアー史上最高のパーオン率をマーク!
●Vol.7新飛ばし屋・幡地が、ドライビングディスタンス日本人選手最高記録を更新!
●Vol.8オリンピック女子、日本勢3人出場なるか!?
●Vol.9同級生スピースを一歩リード! 2020年の主役はトーマスか!!
●Vol.10直近10年間で一番活躍した選手は?活躍度をデータでランキング!(男子ツアー編)
●Vol.11直近10年間で一番活躍した選手は?活躍度をデータでランキング!(女子ツアー編)
●Vol.12「米デビュー戦トップ10入り」は、初Vの吉兆!?
●Vol.13米国勢が世界ランクトップ10に7人! 同一国最多記録に並ぶ!!
●Vol.14黄金世代VSプラチナ世代、データ対決の軍配は!?
●Vol.1513度目も勝利ならず。またもリビエラに跳ね返されたウッズ
●Vol.16シブコの強さ「高いバウンスバック率」に隠された驚愕のデータ!
●Vol.17新選手会長・時松が挑む、大記録に注目!!
●Vol.1862歳のランガーが挑む、ふたつの大記録とは!?

関連記事