Q.ヘッドスピードが遅いんです 

A.クラブとカラダのひっぱり合いが必要です

腕を振ってしまうと、クラブがスペース加速しない

クラブの構造上、グリップとヘッドは反対方向についている。ヘッドを加速させるには、グリップ=手を振るのではなく、ヘッドと引っぱり合う必要がある。

みぞおちを丸めると、ヘッドの走りがわかる

ヘッドスピードが上がらない要因は、ヘッドとカラダが揃って同じ方向に動いてしまうことにあります。これは右手と右足を同時に前に出しながら歩くようなもので、運動のパフォーマンスを上げることは出来ません。両手を揃えて、腕を振ってしまうのもそのひとつで、スイング中のバランスが崩れやすいだけでなく、結果的にグリップ側が先行してしまいヘッドの加速を阻害してしまうのです。

スイングの効率を高めるには、カラダの前後・左右が分離して動き、クラブの行きたい方向とひっぱり合うように使います。そうすることでバランスを保ちながら、ヘッドを加速させることが出来ます。

それを行うコツは、ダウンスイングでみぞおちを丸めるように使って、ふところに大きなスペース(空間)を作るように振ることです。自然とカラダの開きが抑制でき、胸を下に向けたまま、ヘッドが走るのが感じられます。

前後・左右のひっぱり合いが飛距離を生む!

スイング中、大きな遠心力が発生するクラブに対して、カラダを引っ張り合うように使うことで、安定したスイングでヘッドスピードを出すことが出来る。前方+左方向に発生する遠心力に対して、後方+右方向のカラダの力による前後左右の引っ張り合いをつくりたい。

スペース(空間)をふところにつくる

ふところにスペースを作るドリル

腕とカラダが近いと、ヘッドは加速しない

腕がカラダに近いほうが良いと言われた時代もあったが、飛距離ではマイナスに働きやすい。ふところのスペースが最大になるように、みぞおちを丸めながらインパクトする。

大本研太郎

(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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シリーズ一覧

【シリーズ一覧】カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―
Vol.1 Q.スライスが直りません A.フェースの「開閉順序」が逆になっています
Vol.2 Q.フックが治りません  A.フックグリップが強すぎるのでは?
Vol.3 Q.ダフリ・チャックリが出ます  A.フェースが開閉すれば地面に刺さりません
Vol.4 Q.飛距離が出ないんです  A.フェースが開いてエネルギーをロスしています
Vol.5 Q.バンカーが苦手です A.特別な打ち方をしようとしすぎていませんか?
Vol.6 Q.打ち上げ、打ち下ろしでミスが出ます A.ミスを誘発するアドレスになっています
Vol.7 Q.ティショットで緊張します A.時間をかけすぎています。7秒以内で打つことを目指しましょう
Vol.8 Q.ティショットで大きなミスが出ます A.ミスを避ける方法を身につけましょう
Vol.9 Q.ドライバーでテンプラが出ます A.左右の動きを抑えてみましょう
Vol.10 Q.ヘッドスピードが遅いんです A.クラブとカラダのひっぱり合いが必要です
Vol.11 Q.パッティングが苦手です A.まずはグリーンの傾斜に敏感になりましょう
Vol.12 Q.シャンクが止まりません A.ヘッドを真っすぐ動かしていませんか?
Vol.13 Q.傾斜地が苦手です A.50:50で立ってみましょう
Vol.14 Q.ボールを上げようとしていませんか? A.ボールを上げようとしていませんか?
Vol.15 Q.100ヤード以内の距離感が出ません A.シンプルな距離の基準を作りましょう
Vol.16 Q.傾斜地のアプローチが苦手です A.自然に立てるポジションで打ちましょう
Vol.17 Q.ロブショットを打ちたいです A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです
Vol.18 Q.転がしのアプローチが苦手です A.9番アイアンでのランニングを使いましょう
Vol.19 Q.逆目のラフからはお手上げです A.ボールを左に置きましょう

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド これまでのシーズン
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