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Q.ドライバーでテンプラが出ます A.左右の動きを抑えてみましょう|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.9

2021/03/26 ゴルフサプリ編集部

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。

GOLF TODAY本誌 No.585 94〜95ページより

Q.ドライバーでテンプラが出ます

A.左右の動きを抑えてみましょう

ヘッド軌道が上からロフトが立って下りてくると、テンプラは起きやすい。
打点がフェースの上部であっても、ヘッド軌道がレベルならテンプラにならない。

テンプラの原因は過度なダウンブロー

カラダが突っ込むなどの理由で、ヘッドが急角度でダウンブローに下りることがテンプラの原因。防ぐにはヘッド軌道をレベルからアッパーにしたい。

左右の動きを抑えて、ヘッド軌道を改善する

前回はティショットでの左右のミスを避ける方法を紹介しました。それに加えて、代表的なミスと言えば、テンプラでしょう。ボールへの意識が強くなると、プロでもテンプラ気味のミスになることがあります。

打点がフェースの上部であってもテンプラは起きません。テンプラの原因は、カラダが突っ込んだり、クラブが寝ることなどによって、クラブ軌道が急激なダウンブローになり、ロフトが立ってインパクトを迎えることです。

それを防ぐには、アドレスでの左ヒザの角度をキープするようにバックスイングすること。カラダが右に流れなくなるため、ダウンスイング以降で体重が左にいきにくくなり、レベルブローでインパクトしやすくなります。

悪いスイングの見本と思われがちな、明治の大砲スイングはテンプラになりません。それは、ヘッド軌道がアッパーになりやすいためです。応急処置として、少し体重を右に残すつもりで振るのも良いでしょう。

左ヒザの角度をキープして、レベルにインパクト

テンプラの原因となる急激なダウンブローは、カラダが左右にスエーすることで起きやすい。バックスイングで、左ヒザの角度を出来るだけキープすることで、スエーを防ぎ、レベルブローにインパクト出来る。

左ヒザの角度をキープしながら、バックスイング。ややガニ股でOK。
スエーしなくなり、自然にレベルブローのインパクトになる。

明治の大砲は、テンプラにならない

体重が右に残ったいわゆる“明治の大砲”は、アッパーブローにインパクトしやすく、テンプラになりにくい。少し、体重を右の残すのもテンプラ防止に有効だ。
左右にカラダがブレると、上体が突っ込んだり、ヘッドが垂れたりして、テンプラの原因になる。

テンプラ防止のカギは大腿骨にあり!

大腿骨とは、足の付け根からヒザまでの骨。ガニ股にするくらいに構えて、その角度をなるべく変えず、内側に寄らないようにすると、右サイドへのスエーや左サイドへのスライドが起きない。

クラブを持たずに、下半身の動きをマスターする

バックスイングでは、左の大腿骨の角度をキープして、左ヒザが内側に寄らないようにする。
左ヒザがバックスイングで内側に流れなければ、ダウンスイング以降で伸びる。股関節が切れ上がって、地面もしっかり踏めるため、力を出せる。
バックスイングで、左ヒザが内側に入るとカラダが右に流れやすい。
右に流れたカラダは、ダウンスイングで左に流れやすくなる。カラダが突っ込んだり、クラブが急角度に落ちやすくなる。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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【シリーズ一覧】カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―
Vol.1 Q.スライスが直りません A.フェースの「開閉順序」が逆になっています
Vol.2 Q.フックが治りません  A.フックグリップが強すぎるのでは?
Vol.3 Q.ダフリ・チャックリが出ます  A.フェースが開閉すれば地面に刺さりません
Vol.4 Q.飛距離が出ないんです  A.フェースが開いてエネルギーをロスしています
Vol.5 Q.バンカーが苦手です A.特別な打ち方をしようとしすぎていませんか?
Vol.6 Q.打ち上げ、打ち下ろしでミスが出ます A.ミスを誘発するアドレスになっています
Vol.7 Q.ティショットで緊張します A.時間をかけすぎています。7秒以内で打つことを目指しましょう
Vol.8 Q.ティショットで大きなミスが出ます A.ミスを避ける方法を身につけましょう
Vol.9 Q.ドライバーでテンプラが出ます A.左右の動きを抑えてみましょう
Vol.10 Q.ヘッドスピードが遅いんです A.クラブとカラダのひっぱり合いが必要です
Vol.11 Q.パッティングが苦手です A.まずはグリーンの傾斜に敏感になりましょう
Vol.12 Q.シャンクが止まりません A.ヘッドを真っすぐ動かしていませんか?
Vol.13 Q.傾斜地が苦手です A.50:50で立ってみましょう
Vol.14 Q.ボールを上げようとしていませんか? A.ボールを上げようとしていませんか?
Vol.15 Q.100ヤード以内の距離感が出ません A.シンプルな距離の基準を作りましょう
Vol.16 Q.傾斜地のアプローチが苦手です A.自然に立てるポジションで打ちましょう
Vol.17 Q.ロブショットを打ちたいです A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです
Vol.18 Q.転がしのアプローチが苦手です A.9番アイアンでのランニングを使いましょう
Vol.19 Q.逆目のラフからはお手上げです A.ボールを左に置きましょう

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド これまでのシーズン
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