Q.ティショットで緊張します A.時間をかけすぎています。7秒以内で打つことを目指しましょう|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」
カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.7
スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。
GOLF TODAY本誌 No.583 110〜111ページより
Q.ティショットで緊張します A.時間をかけすぎています。7秒以内で打つことを目指しましょう
弾道のイメージを持ち、イメージが消える前に打つ
朝イチやプレッシャーのかかるホールなどで、ティショットで緊張してしまうという悩みを持つゴルファーは少なくありません。緊張すると、力みが強くなり、ミスを誘発します。しかし、「緊張しないように」と意識するのもよくありません。眠れないのに、寝なきゃいけないと思うようなもので、プレーへの集中を阻害してしまいます。
緊張を解すのは難しいですが、重要なのは明確な弾道のイメージを持ち、それが消えないうちにショットすることです。そこで、ボール後方に立って、弾道をイメージしたら7秒以内でショットできるようになりましょう。
アドレスをしていても、意識はあくまでも弾道のイメージに向け続けます。ボールは凝視せず、ぼんやりと広い範囲を見ることで「当てる」ことに集中しないことが大切です。弾道イメージにフォーカスすることが、緊張の防止に繋がります。緊張は多くの場合、情報過多による混乱や結果への不安で起こるからです。
ボールを凝視すると、カラダは硬くなる
ボールは周辺ごとぼんやりと見る
ボール後方から、弾道をイメージして、すぐに打つ!!
①ボール後方に立ち、これから打つ弾道の軌跡を強くイメージする。
②目標方向から目を離さず、弾道のイメージを持ったままボールに近づく。
③構えるときはもちろんボールを見るが、あくまでも意識を目標方向とイメージした弾道に持つことが大切。
④アドレスしたら、目標方向に向かう弾道のイメージが鮮明なうちに打つ。打つ前に一度、目標方向に視線を向けて、弾道イメージを確認する。
大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。
【シリーズ一覧】カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―
●Vol.1 Q.スライスが直りません A.フェースの「開閉順序」が逆になっています
●Vol.2 Q.フックが治りません A.フックグリップが強すぎるのでは?
●Vol.3 Q.ダフリ・チャックリが出ます A.フェースが開閉すれば地面に刺さりません
●Vol.4 Q.飛距離が出ないんです A.フェースが開いてエネルギーをロスしています
●Vol.5 Q.バンカーが苦手です A.特別な打ち方をしようとしすぎていませんか?
●Vol.6 Q.打ち上げ、打ち下ろしでミスが出ます A.ミスを誘発するアドレスになっています
●Vol.7 Q.ティショットで緊張します A.時間をかけすぎています。7秒以内で打つことを目指しましょう
●Vol.8 Q.ティショットで大きなミスが出ます A.ミスを避ける方法を身につけましょう
●Vol.9 Q.ドライバーでテンプラが出ます A.左右の動きを抑えてみましょう
●Vol.10 Q.ヘッドスピードが遅いんです A.クラブとカラダのひっぱり合いが必要です
●Vol.11 Q.パッティングが苦手です A.まずはグリーンの傾斜に敏感になりましょう
●Vol.12 Q.シャンクが止まりません A.ヘッドを真っすぐ動かしていませんか?
●Vol.13 Q.傾斜地が苦手です A.50:50で立ってみましょう
●Vol.14 Q.ボールを上げようとしていませんか? A.ボールを上げようとしていませんか?
●Vol.15 Q.100ヤード以内の距離感が出ません A.シンプルな距離の基準を作りましょう
●Vol.16 Q.傾斜地のアプローチが苦手です A.自然に立てるポジションで打ちましょう
●Vol.17 Q.ロブショットを打ちたいです A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです
●Vol.18 Q.転がしのアプローチが苦手です A.9番アイアンでのランニングを使いましょう
●Vol.19 Q.逆目のラフからはお手上げです A.ボールを左に置きましょう
カラダが喜ぶ、グラビティメソッド これまでのシーズン
●カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season1―第1回 へ
●カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season2―第1回 へ